里山日記


2009年11月22日
【初なめこ】

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 世間並みに3連休とはいかないが、今日は休みで女房もなにやら用事があって出かけるらしい。特に目的があったわけではないが、天気もいいので午後から山に足が向いてしまう。晩秋、一部に黄色い部分を残すが、杉の濃い緑は黒いほどに見える
 せっかく山に来たので、ついでに焚き付けに使う杉っ葉を拾っていこうと思って、以前コンバインに使っていた袋を持参。杉っ葉はすぐにいっぱいになる。もう一つついでに広葉樹の落ち葉も拾う。
 今年のマイタケは山に植えたものはけっこう出てくれたが、事務所の軒下のものは全くでなかった。今年でないものが来年出るとは思えないが、山の香りでも嗅がせておけばもしかして、などと思って軒下のマイタケにかけるための葉っぱである。これもすぐに袋いっぱいになる。
 最近登っていないなぁと思い、西側の尾根沿いを登ってみた。元々藪が深かったところだが、何とか道をつけていた。それがしばらく通らない間に、いつの間にか藪になってしまっていた。
 上まで登る途中にあるナラ枯れの木、だいぶ朽ちてきている。と、その一つにキノコが生えている。ん?これはどう見てもナメコ。いくらキノコ素人の私でも、これは間違いない。ナラ枯れで朽ちて上の部分が倒れたところに生えている。その元の部分の立っているところにも大きく開いたキノコがある。ナラタケ?それとも毒キノコ??と思ったが、とりあえず採ってみる。
 いつも世話になっている大工のNさんにその場で電話して、作業場にお邪魔する。間違いなくナメコで、大きく開いたものもナメコだとの事。確かに匂いは同じである。
 丸く輝くナメコは両手に乗るぐらい。大きく開いたほうは買い物袋に1/3ぐらい。多くはないが味噌汁にしたら何回分かにはなりそうだ。ナラ枯れの副産物とは言え、思わぬ山の恵に心も躍る。帰り道に車を運転しながら、きっとにやけた顔をしていただろう。

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