里山日記


2008年9月23日
【クルミ】

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 私の家の裏は、すぐに赤川の土手がある。その土手の内側には、自然に生えてきた木が、ジャングルのように茂っている。土手から見ても、川が全然見えないほどの勢いだ。 その木の多くはクルミの様で、夏になると実がついているのが見えていた。今まで採ったことがなかったが、今年初めて採ってみた。
 10日ほど前の朝、土手に行くとクルミの木には実がほとんど付いていなかった。誰かが来て採っていったのか。それでも残りを掻き集めてみた。30分ほどで、買い物袋にいっぱいになる。 父に聞くと、湿らせておくと外側の果肉が腐ってとりやすくなると言うので、軒下の窪みにおいて、麻袋をかけて、水をかけて湿らせておいた。
 今朝見ると、少しだが果肉が黒く腐っているのがある。それだけを拾って、水で洗いながら果肉を洗い流していく。何度かそれを繰り返すと、硬いクルミがきれいに現れてきた。クルミ初収穫。
待ちきれずに、さっそく行って割ってみる。中の実を竹串で取り出して食べてみると、懐かしいくるみの味だ。
 今日はお彼岸、家ではぼた餅をつくっていた。剥いたくるみを味付けして、ぼた餅にもつける。「やっぱりクルミは、ゴマより美味い。」と父が言っていた。

 
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