里山日記


2008年8月31日
【残暑】

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 8月も今日で終わりだが、まだ残暑は厳しい。夏はアブや蚊などの虫が多いので遠慮していたが、久しぶりに山を覘いてみた。林道に車を止めると、すかさずアブがよってくる。ドアを開けると、なぜかすぐに入ってくる。アブのアンテナはすごい。
 今日はチェンソウを持たずに、長柄の鎌とノコギリ・ナタを持って入った。杉の手入れもまだまだだが、以前に比べれば大分よくなったことは確かだ。今日はツバキの藪を刈ることにした。家の山にはツバキが、かなりの面積にわたってビッシリと生えている。。ツバキに全滅して欲しいわけではないのだが、その椿の下にはまったく草が生えない。せめて他の植物を共存できるぐらいに、留まっていて欲しい。
 以前に刈った部分には、少しずつ草が生え始めている。その廻りを鎌とノコを使って刈って行く。2時間足らずの作業だったが、汗はびっしょりだ。
 その近くに倒れている木を見つけた。ナラ枯れではなく、幹が真っ二つに裂けて倒れている。カミナリだろうか?その幹には、白っぽいキノコが生えている。これは白キクラゲか?でも、よく分からないので、採らなかった。
 一つうれしいことがあった。3年前の春に挿し木したサワラの木が立っていた。今までは何とか生きてはいたものの寝そべったままで、地面に這いつくばっていた。それがようやく立ち始めた。杉に比べて成長が遅いサワラは、挿し木したときよりかえって小さくなったように見えるが、間違いなくたっている。挿し木したのは3本だが、なぜか5本ある。雪で裂かれてしまったのをそのまま挿しておいたのが、それも根付いたようだ。いつかは見上げるようなサワラの木になってくれるだろうか。

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