里山日記


2007年10月28日
【自然薯:ジネンジョ】

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 この前山に行って見つけたムカゴ、気になって仕方がない。他の用事もあったが、朝早めに山に向う。秋も深まって、広葉樹が黄色く色づいている。
 ジネンジョの事を調べてみると、オニドコロというよく似た有毒のものと一緒に生えている場合があるという。葉の形もよく似ているというので、よくよく確かめてみる。自然薯の葉は同じところから二枚生える対生、オニドコロは互い違いに生える互生。確かに同じような葉っぱで、互生のものが周りにもあった。間違えないようにツルを伝って根元までたどり着く。
 道具は大工のNさんに借りてきていた。それと、平地で掘り進むために買った、穴掘り用の道具を加えて4つ。さっそく作業開始。とは言っても、何もかも初めてで、何をどうしたらいいかわからない。
 まずは掘りやすいように、、斜面に生えている物を選んだ。地面から30cmほどのところで、何やら芋っぽいものを発見。もう少し掘り進んでから、まわりの土を払ってていねいに掘り出す。茎も細かったが、やはり小さい。20cmはあるだろうか。
 2本目を掘ってみたが同じだったので、とりあえず今年はやめておくことにした。来年になったら、もう少し大きくなっているだろう。
 とは言え、2本の収穫があった。家に戻って、タワシでゴシゴシ。意外と柔らかいもので、洗っている間に折れてさらに小さくなってしまった。夕食の時に、細かいおろし金でおろしてみた。餅と同じように箸で簡単につまんで持ち上げることができた。おぉー、ジネンジョ初体験。来年が、また楽しみになった。


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