里山日記


2007年4月30日
【春の山V・コシアブラ】

この形の文字をクリックすると写真が見れます。
 昨日に続いて今日も天気がよかった。しかも昨日よりずっと暖かい。3時過ぎに用事が済んで時間が出来たので、昨日山に行って気になっていたものを見に行った。
 いつもの道を進んで山に入ると、木の上のほうで「パチン、パチン・・・。」と、細い枯れ枝を折るような音がする。まさかサルでもいるのかと思って音がする上のほうを見てみると、音がするのにあわせて何かが落ちてくる。マメの殻だ。枯れたマメの殻がパチンとはじけて、それがぱらぱらと落ちてきていたのだ。今までもずっとそこにあったが気に留めたこともない背の高いその木は、“ジャックとマメの木”に出てくるマメの木と同じ種類なのかもしれない。
 そして、気になっていたものがこれだ。多分コシアブラだろうと思うのだが、何せ初めてなものだからよく分からない。去年あたりからタラの木といっしょにチラホラ見え始めたその木は、結構いい具合に伸びてきていた。まだ木が小さいのと、芽も出始めでこれから伸びるところなので、とりあえず大き目のものを選んで採った芽が10個あまり、家の山での初収穫だ。
 タラの芽は殆どが小さいうちにカモシカにやられて全滅状態だったが、なんとかひとつだけまともな物を見つけて採った。
 コシアブラはウルシの芽と似ているというので間違うと悪いと思い、山菜に詳しいTおばさんに行って見てもらった。どうやら間違いなくコシアブラのようだ
 さっそく家に帰って天ぷらにした。コシアブラはタラの芽よりもあくが強い。その旨みが何ともいえない食べ応えだ。ビールも一味違ってくる。
 まだまだ量は少ないが、何年かしたらもっと木も太ってたくさん取れるようになるだろう。ますます楽しみになってきた。
 

里山日記 ひとつ前へ
2007年4月29日
次へ
2007年5月5日