里山日記


2006年5月4日
【山の力】

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 きのう見た山が頭から離れず、朝4時起きで山に向った。着いてもまだ薄暗かった。おばちゃんの畑に積んである籾殻には霜が降りていた
 まずは雪害で倒れている木を中心に始末していく。久々のチェンソウの感触だが、なんとなく足腰が軽く感じる。ちょっとは山に慣れてきたかな?、などと自己満足しながらもびっしり一時間半、汗びっしょりになる。持ってきたおにぎりを食べて一休みした後、山を一回りしてみる。
 一休みしたところの近くに、小さいチョコボールのような糞がいっぱい落ちていた。長径で1cmほどだ。これはクルミを食べているアカネズミにしては大きすぎる。いったい何がいるのだろうか。
 尾根まで上って枯れているナラの木の周りを見てみる。実生は元気に小さな葉っぱをつけていた・嬉。それと、去年も少し見えた枯れたナラの木の根元から出ている新芽が、あちこちに見えた。きっと、何も手を加えなくてもナラの木は自然に再生していくのかもしれない。山の力は大きいなぁ、と改めて思う。
 山には、立ったまま枯れている杉の木があちこちにある。もちろん見つければ倒していくのだが、これも手入れ不足で密集しているからだ。こんな立ち枯れの木を倒すと、幹に直径4cmほどの穴があいているのがある。なかには1本の木に10個以上も穴があいているものもある。これはキツツキ系の鳥かもしれない。
 その後2時間ほどチェンソウを使った。山を下りるときは物足りない気もしたが、次の日は腕が筋肉痛だった。

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