里山日記


2005年9月18日
【まだまだ残暑】

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 朝晩はかなり涼しくなったとは言え、日中はまだまだ暑い。自分の体力も考えて、午前中だけのつもりで山に行った。
 8時前に山に着く。緑が濃さが色あせてきて、「秋がきななぁ」と感じる。まずは西側から尾根沿いに登って、少し藪を払いながらひと回りしてみる。
細いものが多いが、ナラの木も結構あちこちに残っていて、おととしの防除が効いているのかな、と思いながら、一本ずつ見てまわる。「んッ?これはもしかして、ナラ枯れ?」その中の一本の下のあたりに、木屑が落ちている。見たところ新しいもののようだ。他のを見てまわったが、この一本だけだった。あの時の虫がまだ残っていたのか、それとも新にどっかから飛んできたのか。前にも相談したKさんに、画像を送ってみてもらおうと思い写真を撮っておく。そうでないことを願いたいものだ。
 東側の境界沿いに降りてくると、境界に近い隣の山の密集した木の中の一本が根っこから倒れていた。今年の夏は雨が多かったこともあるだろうが、ちゃんと除伐・間伐など手入れしていれば、根っこも張ってこんな封に倒れたりしないのかもしれない。もっと放ったらかしにしておけば、あちこちでこんなことが起こるのだろう。人工林の手入れの大切さが、ちょっと身にしみる。
 今年になってから倒した木があちこちにある。ほとんどは土に返りやすいように刻んでいるのだが、ちょっともったいなくてそのままにしておいたのも数本ある。その中の一本の皮を剥いてみた。杉は伐ってからそのままにしておくと、皮の下にすぐキクイムシが入る。芯のほうには入っていかず、表面に近いところだけを食い荒らして、成虫になって出ていく。
 なんとか皮をはぎ終わって持ってみる。長さ4.5m、径は元で10cmちょっと、一人で運ぶのはこれが限界だ。なんとか道まで運びだして、一本だけ家に持って帰った。
 

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