里山日記


2005年6月2日
【シオジの木V】

この形の文字をクリックすると写真が見れます。

 冬に伐っておいた友人Oのシオジの木、梅雨に入る前に製材所に運んで製材することになった。木のためには、丸太のままで皮が付いた状態で乾燥させるのがいいらしいが、実際には虫が入ったり腐ってきたりするので、やはり製材して乾燥させるのが現実的だ。
 運ぶのは森林組合の人たちがやってくれるので、見学させてもらうことにした。まずは運び出せる大きさに玉伐りする。木の高さで言うと中間ぐらいの部分の中がかなり腐っていて、大きな穴が開いていた。中はほとんど土の状態で、長い年月を感じさせている。
 シオジの木はクレーンつきのトラックで製材所に運ばれた。そこでどうやって製材するか、木口を見ながらチョークで印をつけていく。大きく穴があいた部分も外側から板材が取れそうだ。こうして無駄なく使っていくことが出来れば、この木もここまで育ってきた甲斐があると言うものだ。
 製材した後はストックして乾燥される。どんな目が出てくるか楽しみだ。

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