里山日記


2005年5月1日
【久しぶりの山】

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 去年の秋はカマド小屋づくりで9月以降山に行っていなかったため、9ヶ月ぶりの山になる。朝4時半起床、入ってみると去年の今頃は無かった雪が、谷沿いの通り道にたっぷりと残っている。
 とりあえず周囲を一回りしてみる。尾根沿いから見てみると除伐した後がわかってなんとなく整ってきた感じがする。と、しばし自己満足に浸る。
 ナラ枯れで残った木も上のほうに緑の葉をつけている。しかもその幹の下のほうから新しい葉っぱが出ていた。自然の生命力はすごい。実生もちゃんと残っていたが、雪解けが遅かったからだろうか、去年よりも葉が小さい
 雪椿の赤は相変わらず目立っているが、よく見てみると他にもいろいろある。名前がわからなくて情けないのだが、白くて小さい花薄い紫色の花があった。そしてなんとゼンマイらしきものが生えていた。山菜には詳しくないのではっきりとは言えないが、ワラビ・ゼンマイの類は、今までここでは見つけていない。それだけ草も生えて環境が良くなってきたのかなぁと、またもや自己満足に浸る。
 一番上まで登っていくとおもしろいものを見つけた。木の枝に引っかかった松ぼっくりと松の葉だ。なぜおもしろいのかと言うと、このまわりには松の木は無い。鳥が運んできて落としたのか、それとも雪があるときに小動物が運んできて雪が融けて枝に引っかかっているのか、何のために運んできたのか、いずれにしてもだいぶ離れたところから来た物だろう。
 一息ついてからチェンソウをまわし始める。久しぶりの感触にちょっと緊張する。今日は無理をせずに、10時ごろに山を下りた。

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