里山日記


2004年3月7日
【杉のイス】

この形の文字をクリックすると写真が見れます。

 2月に林道を見に行ったときはほとんど雪が無くて、3月になったら山にいけるなと思っていたが、今ごろになって雪が積もってきた。今日は取りあえず山に行くことはやめにして、ちょっと思いいついたことを実行してみることにした。
 先日、家の裏の杉の木を一本伐った。増築した家の軒先と生垣の間の狭い場所にあって、私一人では無理だったので、造園やさんにお願いした。一本だけ製材やさんに持っていくのもどうかなと思って、それで何かを作ってみようと思った。長い部分はとりあえずそのまま置いておいて、切り株の玉が一本、高さ60センチぐらいだろうか、これでいすを作ってみることにした。
 チェンソウの切れ味を確かめながら、一気に削っていく。正月に手入れしたチェンソウ、切れ味はそのままだ。少しいびつだが、15分ほどでいすの形が出来上がった。思ったより簡単にできたが、まだこの状態では重くて、持つのも容易でない。
 少しずつ形を整えながら、余計な部分を削っていく。だいぶ軽くなって、形も整ってきた。座ってみるとけっこう座りごこちもいい。初仕事にしては上出来だと、自画自賛。これまたうれしいものだ。
 ここ3日間雪が降っているが、春はもう来ている。玄関の外にある鉢植えの梅が紅白揃い踏みだ。

 
里山日記 ひとつ前へ
2004年2月22日
次へ
2004年3月14日