里山日記


2003年8月13日
【お盆】

この形の文字をクリックすると写真が見れます。

 今日はお盆、お墓参りをする。と言うことで事務所は休みなので、午後のお墓参りに間に合うように朝早く山に行くことにした。
 5時ごろ山についてさっそく作業開始。きのう姉夫婦が来ていて庭でバーベキューをしたもんだから少し二日酔い気味だ。チェンソウを使うのはあとにして、とりあえずカマで藪をはらい始める。最近はっきりしない天気が多かったが、今日は朝からお日様が出ていた。濡れた木の間から差し込む光がとてもまぶしい
 藪を払いながら進むと、太いツルに巻かれて木があった。しかもツルが縄のように絡まりながらガッチリ巻きついている。切ってからツルをほどこうとしたが、あまりに食い込みが深くてちゃんと取れなかった。去年はいった時にツルだけはひと通り見てまわったはずだったが、まだ近くに2本ほど残っていた。
 2時間ほど藪と格闘して汗びっしょり、二日酔いもさめたところでおにぎりを食べた。冷夏のせいでもないだろうが汗をかいたシャツが一気に冷えて寒いほどだ。
 少し休んでからチェンソウを使い始める。このチェンソウも何度か使っているうちに、少しなれてきたような気がする。切れ具合も良くなってきたような気がする。気持ちの上での慣れは禁物だが、なんとなくうれしい気分だ。
 おにぎりを食べている頃から、まわりに蜂が飛び始めていた。チェンソウを使っていても離れないので、場所を移動してまた作業をはじめる。それでも蜂はどこからともなくやってきて、ブンブンとまわりを飛んでいる。夏の蜂は気が荒くなっていると聞いたことがある。まだ9時半、ちょっと物足りない気もしたが、無理をせずに帰ることにした。
 改めてまわりを見てみると、見たことがないものが結構ある。杉の木に生えている半透明の白っぽいきのこ、それに半分黒くて半分オレンジ色の草の実、なぜか上でなく横を向いてついている。きっと調べてみたら面白いだろうなぁ、と思いながら山をおりる。

 
里山日記 ひとつ前へ
2003年7月6日
次へ
2003年9月7日