里山日記


2003年5月6日
【ナラ枯れの調査】

この形の文字をクリックすると写真が見れます。

 今日はナラ枯れについて以前から相談していたKRさんに一緒に山に入って、被害の状況を見てもらうことにした。天気が良く幸いだったけれど、出かけたのは午後だったので気温もけっこう高くなっていた。
 さっそく二人で尾根まで上ってみる。よく見てみると思った以上に被害はひどいようで、そこいら中のコナラ・ミズナラが被害を受けている。一本一本確かめながら進んでいく。被害のある木には後で駆除するときの目印にテープを巻いていく。中でも一番太くて大きい木も被害を受けていた。テープを巻くとき幹に手を回しても、一人では届かなかった。この木がここまで育つまで何年かかっているのか、・・・ちょっと残念だ。
 被害のある木の表面をナタで削ってみた。1ミリ程度の細い虫穴があって、周りが黒くかびている。カシノナガキクイムシが繁殖させたカビだ。しかも木に移ってから一年でその木が枯れて、また別の木に移っていくというから始末が悪い。被害もどんどん広がっていくことになる。
 約3時間の作業で印をつけた被害木が70本以上、せいぜい数本程度と思っていた予想をはるかに越えている。結構落ち込んでしまった。でも、やらねば。
 この間咲きはじめていた雪椿の花が大きく開いていた。山の下のほうには山菜もあるようだが私はほとんど知らない。KRさんは山菜のことも良く知っていていろいろ聞いたが、一度では覚えられそうにないので少しずつ聞いていこう。

里山日記 ひとつ前へ
2003年4月29日
次へ
2003年5月18日