里山日記


2002年12月11日
【森林組合】

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 山といえば森林組合、私の町にも“出羽庄内森林組合”の支所がある。あることは知っていたが今までは関心が無かったので行ったことはない。林業のおかれている現状がけして良くないとは思っていたので、今時何をしているものやらと、まるで他人事のように思っていた。自分の家に山があり、しかも組合員であるにもかかわらずである。よく考えてみれば恥ずかしいことこの上ない。『こんな無責任さが山を荒らしてきたのだろうなぁ』と今更ながらこの30数年のブランクの重さを感じてしまう。
 10月に森林組合から封書がきて、その中に“森林整備地域活動支援交付金について”というのがあったのでどんな内容のものか聞いてみようと思って生まれて初めて森林組合に行ってみた。建物は町の敷地の一画にあってプレハブの小さなものである。入ってみると支所長さんが一人で仕事をしていた。さっそくその内容のことについて話をすると、詳しく丁寧に説明してくれた。そして、いまの山の現状やそれを取り巻く林政についてもいろいろ話をしてくれた。自分の家の山でも手入れしようとする人が少ないこと、それに対しての森林組合の取り組みなども話してくれた。
 家の山には杉も大きな雑木も生えていないところがある。杉の苗木のことを聞いてみたらちゃんと手配してくれるとの事なので、もう少し山がきれいになったら植林してみようと思う。
 狭い事務所の入り口にはショーケースがあって、ノコギリやナタなどが並べてあった。スペースの関係で大きいものは陳列できないと言っていたがカタログがあったのでもらってきた。私も山にいく時は家にあるナタやノコギリ・カマ・チェンソウ等を使っているが、小さくて使いにくいものもあるので間に合わなくなったらお世話になるかもしれない。
   
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