一般社団法人高畠青年会議所は2017年度、「笑顔創生」のスローガンのもと活動して参ります!

理事長所信

2017年度理事長

一般社団法人高畠青年会議所
2017年度理事長 木村和弘

はじめに

 1979年、高畠町に住む64名の青年がその若い力を「未来のために」と結集し、全国650番目の青年会議所として高畠青年会議所は発足しました。以来38年間、時代の流れと共に変遷する社会の問題に正面から向き合い、地域に根ざした青年会議所運動に邁進してきました。38年前に採択された創立宣言文には、「21世紀にむかい、我々は青年としての勇気と情熱を持って自らを研鑽し、友情と和による相互理解を深め、JC活動を通し我が『まほろばの里』の豊かなる未来を創りあげるために努力することを誓う。」と記載されています。多くの月日が流れた現在においても、決して色あせることなく我々の目指すべき道を示すこの一文をもう一度強く心に刻み、高畠青年会議所は現代社会を取り巻く様々な問題に対して真摯に向き合い、個々の成長と仲間との協調によって高畠町の未来を明るく照らす運動を展開していかなければなりません。

地域貢献

 社会はグローバル化へと加速し、それに伴う技術の進歩は我々の日々の生活を豊かにしてくれています。しかし、利便性の向上は我々の心までも豊かにしてくれたでしょうか。家から一歩も出ずに欲しいものがすべて手元に届く利便性は、我々から地域コミュニティとの関係性を奪いつつあるのではないでしょうか。私が子どもの頃は外に出れば多くの大人たちに会いました。挨拶をしたり褒めてもらったり怒られたりといった些細な出来事の中で、つながりが作り上げられてきました。情報化の進歩や少子化による地域内コミュニケーションの減少、自動車社会の発達による生活圏の拡大、流通技術の進歩による利便性の向上など、様々な要因が引き起こす地域コミュニティの衰退は、地域への愛着や帰属意識を低下させ有事の際に相互扶助の危機を招きます。高畠町がそこに住み暮らす人々によって形作られるものであるならば、その人々のつながりの強さこそがその町の強さであると考えます。我々はこの町で生きる一人の人間として、また一つの組織として積極的に地域との関わりをもち地域の人々と共に活動することで、高畠町民の中に高畠町への愛着や帰属意識を育み、相互扶助の精神を伝播し、強い結びつきを持った安心して暮らせるまちづくりに取り組みます。

青少年育成

 「子どものストレス」。私が子どもの頃には聞いたことのない言葉でした。しかし現代では青少年が関与する事件や問題が頻発し、その要因としてこの言葉が使われています。少子化、核家族化、情報化、国際化などによる人々の生活様式や価値観の多様化、人間関係や地域における地縁的つながりの希薄化、過度に経済性や効率性を重視する傾向など、子どもたちを取り巻く環境が変化した根拠を探せば枚挙に暇がありません。少子高齢化が進行する現代社会において、青少年の健全な育成を阻害することは地域の根幹を揺るがす大きな要因となります。地域の未来を明るく照らすのは彼らの笑顔であり、夢や希望を持ち踏み出すその足跡なのです。我々は一人の大人として青少年を取り巻く現代社会の問題に向き合い、子どもたちが未来に対して明るい希望を持って物事に打ち込める環境を作り上げなければなりません。大人が押し付ける理想ではなく、現代の子どもたちの目線に立ち、高畠町の未来を担う子どもたちのストレスという陰の感情を払拭し、希望という陽の感情を生み出す、彼らが未来に向けて笑顔で歩みだすきっかけとなる青少年育成事業を実施します。

郷土活性

 「若者が住みたくなる街づくり」。この想いは1979年の創設以来、多くの歴代理事長が事業計画の骨子に据え、様々な運動を展開してきました。創設時からの青竹ちょうちんまつりへの参画、文化会館建設促進運動、高畠ロックシティカーニバル。当時の社会情勢の中で高畠町の若者にとって必要なものを真摯に考え、それぞれの時代に合った地域活性を実現するために尽力してきました。しかし、時代の流れと共に生活様式や娯楽は多様性を増し、地域が一体となり物事に打ち込み、そして楽しむ機会や環境が減少してきています。少子高齢化が進む中で今後もしばらくは青年層の割合は減少を続けるでしょう。しかし、地域に活力を生み出せるのは我々と同じ青年世代なのです。社会の変化と共に人々が社会に求めることも変わっていく中で、もう一度高畠青年会議所創始の想いである「若者が住みたくなる街づくり」とはどういうものかを真剣に考え、現代に生きる若者が心から楽しめる、彼らの日々の生活に活力を生み出すことができる事業を開催し、高畠町の活性化に貢献します。

資質向上

 少子高齢化や人口流出により地方の人口減少が続く中で、全国では会員数が一桁の青年会議所が30を数え、その存続が危ぶまれています。高畠青年会議所も2012年、会員数が一桁となり解散の危機に瀕しました。しかし、先輩諸兄の弛まぬ努力により会員数は増加し、青年会議所として地域のために運動を続けています。青年会議所とはどのような場所であるべきか。私は2012年12月の入会以来、時間は短いながらも様々な役職を経験させていただきました。それぞれの役職を全うする中で多くの出会い、気付き、学びがありました。物事に真摯に取り組むほどに、多くの負担を背負うことになるでしょう。ただ、そこに共に取り組んでくれる仲間がいればその負担は軽減され、達成した時の喜びは増大します。そして、共有する時間の中で生まれた絆はこれから先の人生において大きな財産になります。青年会議所は40歳までと時間の制限がある団体です。その限られた時間の中で、多くの人と出会い、共に困難に立ち向かうことで互いに個を高め、一人の人間として成長し、その中で得た知識や経験をまちづくりに還元できる人材を育成できる場こそが青年会議所であると考えます。この町に住む若者に多くの可能性を提示し、その成長を促進する団体であるために、会員拡大と資質向上に取り組み、高畠青年会議所をより強固でより楽しい組織へと進化させます。

結びに

 高畠青年会議所に入会した当初は、青年会議所とは何をする団体なのかなど知る由もなく、ただ事業に顔を出すだけでした。明確な目的があるわけでもなく、他の人と深く関わろうともしなかったと思います。そんな私に信念と情熱を持った多くの先輩たちが青年会議所の目的や存在意義を教えてくれました。困難に相対したときに、立ち向かってこそ自分を磨くことができることを教えてくれました。目的をもって、その重要性や意義を理解したうえで真剣に事業に取り組むことで得られる達成感があることを教えてくれました。仲間と共に悩み、汗を流し、同じ方向を向いて歩く時間の中で創り上げられていく絆があることを教えてくれました。青年会議所はまちづくり、ひとづくりを目指す団体です。その目的の中でまちづくりより前にひとづくりがあると私は考えます。自分の住む町をよくすることができるのは、それを真剣に考えることができる人間であり、その強い想いを持った人間を育むことができる場所こそ青年会議所です。人が成長する過程には様々な苦悩や困難が存在します。しかし、それを乗り越えてこそ決して揺らぐことのない新しい価値を自らの中に創り上げていけるのだと信じています。私は本年、高畠青年会議所理事長としての誇りと、あらゆる困難に立ち向かう強い信念も持って、自己を研鑽し、そして自身の更なる成長を目指す仲間たちと友情と和による相互理解を深め、私たちが住み暮らす「まほろばの里」を明るく豊かな町にするために、一意専心に青年会議所運動に邁進してまいります。

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