里山日記


2002年10月18日
【30数年ぶりに山に入る】

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 スーパー農道から砂利道を軽トラックで5分ほど入ったところで車を降りる。正面に見える山は外から見ると緑豊な山に見える。畑を越えて沢を渡って、藪をかき分けて進むと小学生のときに父と来て以来30数年ぶりの山、はいって見ると思った以上に荒れている。
 杉は細くて密植状態、ツルはアナコンダのように太く木に巻きついている。ツルを切って払った後はガッチリと跡がついていて、中にはツルに負けて枯れている杉もあった。
 ツルを掃って進みながら、隣との境界を確認して目印をつけていく。尾根までたどり着くとコナラの木が数本あったが、なぜか虫に食われて枯れそうになっている。これも手入れしていないせいなのだろうか。聞いてみるとこの辺で今“ナラ枯れ”といって、他の山でも同じ現象があるらしい。
 藪のような背の低い雑木やツルと格闘すること約4時間、暗くなる前にと思って早めに引き上げることにした。こんな山でも手をかければきれいになるんだろうかと、ちょっとひるんでしまうような光景だった。
  
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2002年11月23日