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トラブルシューティング

こちらで掲載する文につきまして、個人のコピーはご自由におとり下さい。
(印字してとっておくと動かないときなどに使えます)
営利目的の無断複写は固くお断りします。
なお、更新を随時追加行っています。



MAC使いを目指すには下記の5項目は必須です。
その1、基本を忘れるなかれ
電源、ケーブル等、当たり前のことですが点検してみて下さい。意外に見落としが多いものです。
その2、何をしたかを忘れるなかれ
メモリを積んだ、新しいソフトをインストールした、等の情報を忘れないで下さい。
治療が早くなります。
その3、バックアップを怠るなかれ
ハードソフト共、再インストールでほぼ完全に戻せますが、あなたが血と汗で作ったデータだけは戻せません。バックアップはしっかり取っておきましょう。
その4、マニュアルを侮るなかれ
マニュアルを捨ててはいけません。古いマックほど、できればショップに持っていくときにはマニュアルを持参した方がいいですよ。本体もそうですが、各種プリンタやスキャナ等はすべて違います。できるかぎりマニュアルは目を通しましょう。
その5、マックを信じるなかれ
マックは好きになる、愛せる、ということはいいことですが、これを100%信じてはいけません。災害や停電、ウイルスや拡張のぶつかり、ソフトのバグ等、もしかすると、の危機管理を忘れてはいけません。でも、ここでの危機管理はこまめにバックアップをとる、自分が何をマックにインストールしたのか、どのような操作をしたのか、をメモしておく等、ささいなことです。でも、このささいなこと、があなたのデータとマックを守ることにつながります。


トラブル別一覧


 電源が入らない / 画面が映らない / 画面が暗すぎる、または明るすぎる / 起動したらマックの泣き顔(SadMAC)! / 基本プログラム(system、Fainder)等の破壊 / CD-ROMやFDが入ったまま出せない / SCSIドライバの異常 / 「システムエラー」が起こる / デスクトップが現れるまでにコンクリフト / デスクトップ画面が出て、システムエラー / ディスク破損のメッセージが出る / メモリに関して / システムエラーが起こる / ウイルスについて


電源が入らない

コンセントの確認、電源ケーブルの確認はいいですか?
(スイッチ式の電源をお使いの方はスイッチをオンにしてないとつきません)
マック側ケーブルの確認は?(キーボードから起動するタイプはキーボードと本体ケーブルがきちんとつながっていないと起動しません)
背面スイッチのあるもの(パフォーマ等)はきちんと入っていますか?
これで動かない場合はケーブル等の接続不良、電源回路の破損などの恐れがあります。ショップに出しましょう。


画面が映らない

本体、モニタとも電源はきちんと入っていますか?
接続は間違っていませんか?
輝度は合っていますか?
これが合っていて映らない場合はモニタ自体の故障か、本体からモニタへの接触不良などが考えられます。ショップに持ち込みましょう。


画面が暗すぎる、または明るすぎる

モニタの輝度があっていません。コントラスト調整をディスプレイに合せて行って下さい。それでもおかしい場合はショップへ。


起動したらマックの泣き顔(SadMAC)!

別にあなたを嫌って泣いているわけではありませんが、マックを泣かせたからには下記の原因が考えられます。

各種拡張の取り付け、相性ミス
SIMMの増設や、アクセラレータの取り付けをして動かなくなったのであれば、再度
拡張カードの故障や接触を確認しましょう。取り付けに自信がない場合はショップへ。


基本プログラム(system、Fainder)等の破壊

CD-ROMからは起動できるというのであれば、ハードディスク自体に問題があります。
漢字トークを再度インストールしましょう。このときは万が一のことを考えてバックアップをとっておいた方がいいでしょう。ハードディスクのブートブロックの異常も考えられます。
CD-ROM等で修復します。DiskFirstAid等で治せます。使い方はそれぞれのマニュアルを参照しましょう。


CD-ROMやFDが入ったまま出せない

各マニュアルに添って、取り出し孔にピン等を差し込んで強制的に取り出します。
くれぐれも無理をして筐体ごと壊さないように。難しかったらショップに頼みましょう。


SCSIドライバの異常

SCSIIDが重複している
外部SCSI機器は1〜6、内蔵HDは0、CPUが7、CD-ROMドライブは3、が基本です。設定を見直してください。
マックから1番遠いSCSI機器にターミネータがついていません。
SCSIケーブルが6m以上である(長すぎます)


「システムエラー」が起こる

デスクトップが現れるまでにコンクリフトする

これはほとんど機能拡張の衝突(コンクリフト)によって起こります。コンクリフトしている機能拡張ファイルを外しましょう。最近になって入れたものを疑って下さい。
やり方はShiftを押しっぱなしで再起動をかけます。「機能拡張はインストールされません」という表示が出たら、疑わしい機能拡張ファイルをシステムフォルダから外に出して(このとき「使用停止拡張」等の目安のフォルダに入れておくと便利)再起動します。
それでも動かない場合は、疑わしいものをもう一度考えて、随時外していって下さい。


デスクトップ画面が出て、システムエラーが起こる

おそらくデスクトップファイルが壊れています。作り直しましょう。方法はoption、commandを押したまま再起動します。「デスクトップファイルを作り直してもよろしいですか?」という表示が出てきたらOKをクリックしましょう。


ディスク破損のメッセージが出る

もう終わり、と慌てて初期化してしまいそうになりますが、ちょっと待って下さい。今までのデータはフロッピィやMOなどにセーブしていますか?とりあえず次のことをしてみましょう。

デスクトップファイルの再構築をする。
再起動の時にoptionとcommandキーを押しっぱなしにします。「デスクトップファイルを作り直してもよろしいですか?」と聞いてきたら、OKをクリックして下さい。しばらくしてから新しいデスクトップファイルのデータになります。このとき画面は変わっていないようでもデータは書き換わっていますので安心して下さい。
「Norton Utilities」で修復する
幅広くエラーをカバーして、販売されているソフトの中でおすすめなのがこれです。多くの修復を行ってくれるので、できれば持っていた方がよいようです。上記で駄目でも、もしCD-ROMかフロッピィで起動できるのであれば、そのあとでできるかぎりデータのバックアップを行いましょう。ソフトは再度インストールできますが、データは再度作るのはとても大変ですので。


メモリに関して

最初に断言します、マックはWINDOWSと比べて「メモリ食い」です。
漢字トーク7.5以上をお使いの方であれば、8メガ以下で作業するのは至難の技かもしれません。1度はみるかも(人によっては毎度?)しれない、「メモリが足りません」の表示ですが、これをどう解決してゆくかを考えてゆきましょう。

とりあえず、落ちやすいメモリ不足を告げやすいプログラムを立ち上げてアップルメニューのなかの「このMacintoshについて」を見てみます。上の部分で「最大未使用ブロック」のサイズが少ない場合は、かなりメモリが足りなくなってきています。例えばここで空きが200Kであれば、最大200Kまでの書類しかこれ以上は開けない、ということです。しかし、変更などを考えれば200Kの書類自体を開くことも難しいわけです。プログラム名が左に、バーが右にありますが、このバーの部分がメモリです。このなかでバーの空きがあまりないものは落ちやすい、ということになります。


「メモリが足りません」という表示が出る

プログラムを1度終了させて、必要なものだけを使うようにして、同じ作業を行います。ソフトにとたれていたメモリで動くことがあります。再起動をかけて、必要なソフトを立ち上げ、同じ作業を試してみます。メモリの使い方が均一になるので、動くことがあります。
アプリケーションの割当てメモリを増やしてみます。Finderでアプリケーションを指定し、単純に1.5倍、2倍くらいに割当てメモリを増やして使用してみます。NetScapeなどは画像をよく見る方なら2.5倍くらいでもいいようです。ただし、いきなり5倍、10倍にしないで下さい。フリーズが頻発することがあります。
仮想メモリをONにする
多少速度は遅くなっても、どうしても落とさずに加工したいグラフィックがある、等の場合は仮想メモリをONにします。「コントロールパネル」の「メモリ」で、仮想メモリをONにします。
メモリを積む財布に余裕があればメモリを積んでしまった方が無難です。取り付けに関しては自信がない場合はショップに頼んでしまった方がよいようです。幸い今はメモリ値段が下落していますので、お近くのショップに見積りをとってみるといいでしょう。(ちなみにメールで問い合わせ頂ければこちらで見積もります)マックによっては今のメモリを外して入れ替えなければならないものもあります。あらかじめ確認しましょう。
RAM-Doublerを入れる
メモリを買うほどの余裕はないけれど、メモリがとにかく足りない、またはメモリを拡張する場所が空いてないが、メモリが足りない、という場合でしたらこのソフトによって解決できます。約1万円です。ただし、仮想記憶を使用する為、一部のプログラムとは相性的によくなく、これが原因で落ちることもたまにあります。できるだけ新しいバージョンのものをお買い上げ頂いた方がいいようです。


システムエラーが起こる

起動しているソフトが多すぎる。
再起動すれば直ります。
デスクトップファイルが壊れているか、重すぎる。
デスクトップファイルの再構築をする。再起動の時にoptionとcommandキーを押しっぱなしにします。「デスクトップファイルを作り直してもよろしいですか?」と聞いてきたら、OKをクリックして下さい。しばらくしてから新しいデスクトップファイルのデータになります。このとき画面は変わっていないようでもデータは書き換わっていますので安心して下さい。
メモリが不足している。
メモリを積むか、仮想メモリをONにするか、RAM-Doublerを入れましょう。
機能拡張を入れすぎている
使わないゲームや、昔インストールした機能拡張がそのまま残っていませんか?確実にいらないものはごみ箱へ、不安なものは機能拡張のチェックを外して確かめてみましょう。
システムが壊れている。
システムそのものが壊れている可能性があります。システムの最低限のみを再度インストールしてみましょう。


ウイルスについて

HDがおかしくなったけれども、原因がよくわからない、というなかには、コンピュータウイルスに感染したということがあげられます。以前はFDでの感染が多かったのですが、今はインターネットでの感染が世界的に問題になっています。かといって、ホームページをみただけでは感染しません。感染の主な原因は、ゲームやデータのプログラムのダウンロード、特にHなサイトではウイルス感染しているものをわざとプログラムロードさせている場合もあります。ゲームやそういったサイトは利用する人が多いだけに、そこに便乗した悪質なものも少なくありません。ダウンロードには本人が責任を持ってやるしかないのです。とはいえ、会社や個人でも主催のはっきりしているところではほとんどその心配はいらないと考えてかまいません。また、メールでウイルスが送られてくる場合もありますが、そのメールで送られてきたプログラムをむやみに使用しない、というのもひとつの手です。

しかし、感染してみないとわからないという場合もあります。ウイルス感染したら、治癒が必要なのは、本当の病気と一緒ですが、軽いものでも、ほおっておいたら人間と違って完治しません。柿の場合には、ウイルスチェックを行いましょう。

動きがやたらに遅い。
システムがやたらに壊れる。
データがどんどん増えてゆく。
おかしなメッセージが出る。
変更していないのにカーソルが変わった。
上記以外でも「なんだかおかしいな」と思ったら、ウイルスチェックをお勧めします。


ご意見ご要望はtcom@nagai.dewa.or.jp