ネタ切れするまで続く
木曜日は木の話
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2009年3月

その268  エコキュートU          3月26日

エコキュートは普通の電気温水器と同じように、割安な深夜電力を利用してお湯を沸かしておきます。容量は370L、460L、550Lなどがあって、家族の人数や利用の状況によって選びます。家族4人程度であれば、370Lで間に合うとされています。
また、お湯の使う量を自動で計算して、必要な分を暖めるというような自動の機能もあるようで、その点でも地球に優しいのかもしれません。お湯が足りなくなりそうな時は自動でお沸き増ししたり、強制的にお湯を沸かす事や、旅行中などには休止させることもできるようです。
他にも、浴室の換気乾燥機能や床暖房対応等もあって、色んな要望に対応できそうです。給湯の圧力も、2階程度であれば大丈夫のようです。また2ヶ所同時に給湯した場合も、充分対応できるようです。
設置スペースは、貯湯式のため本体の大きさが燃焼式のボイラーよりは大きく、ヒートポンプユニットもあるので、その分も確保することが必要です。
また、エコキュートには補助金の制度もあるようです。来年度もあるのかどうか判りませんが、あるとすれば使わない手はないですよね。



その267  オール電化:エコキュート          3月19日

エコキュートは空気の熱を利用して水を温めるため、使ったエネルギーの約3倍の熱を得ることが出きるという代物です。エアコンなどと同じ仕組みのヒートポンプを利用しています。器具自体の価格は高めですが、ランニングコストは抑えられるようです。私が見たデータでは、燃焼型の給湯器と比べて1/3程度という事です。日本で開発されたもので、エコの観点から世界でも注目されています。
1ヶ月の給湯にかかる光熱費が普通の電気温水器で3,000円だとすると、単純に3分の1になれば1,000円という事になります。その分器具は30〜40万円程度高めです。光熱費の差額で計算すると元を取るのに10年以上という事になりますが、どちらを選ぶかは考えどころです。
CO2の排出量は他のボイラーに比べて半分程度との記述もありますが、電気の場合は送電のロスがかなりあります。それも含めてなのかどうか、分からないところがあります。
以前(だいぶ昔)は電気温水器というと給湯専用で、お風呂の追炊きをするのに別個にガスの風呂釜をつけた、なんてこともありました。今のエコキュートはフルオートタイプがあって、燃焼型給湯器と同じようにお湯はり、お湯足し、追炊きが自動で出来るようになっています。電気なのに追炊きって言うのも変ですが、「追炊き」と呼んでいるようです。



その266  オール電化:環境          3月12日

オール電化の導入の中で、安全とならんで言われるのがエコ(環境にやさしい)についてです。実際にどういった面で、環境にやさしいのでしょうか。
誰もが聞いたことがあると思いますが、ヒートポンプと言うものがあります。原理まで詳しく説明できませんが、空気中のエネルギーと取り入れて、消費するエネルギーの3倍もの熱エネルギーを作り出すというものです。エアコン(冷暖房)やエコキュート(給湯)に使われています。家では照明はほぼ100%が電気でしょうから、この冷暖房と給湯でのエネルギーの消費の効率が、環境に対する負荷が大きいか小さいかの目安になりそうですね。
資料の中には暖房器具のCO2排出量の比較をすると、電気は他のガスや灯油に比べて1/3〜1/5になると言うものもあります。また、給湯時にCO2を排出しないという記述があったりします。確かにお湯を使うときはその場ではCO2は出ません。
しかし、電力の多くは火力によってまかなわれているわけで、石油や石炭の化石燃料が使われています。特に石炭は、ガスや石油に比べてCO2の排出量が多いものす。それと、送電の際のロスもある訳で、それを全て計算してトータルで出している数字なのか、その辺のところがよく分からなかったりします。
地球温暖化防止の「京都議定書」の目標であるCO2削減6%の具体的な取り組みの中では、給湯器をヒートポンプ式に替えるという事があげられているそうです。そんなことを聞くと、ヒートポンプ型の家電→電化というのは、環境に配慮していることになるのかもしれません。