その258 今年の火鉢 12月12日 早いもので12月、今年も残すところ3週間をきって、来年のカレンダーも届きはじめました。寒くなってきたこの時期、楽しみはやはり火鉢です。 今年、事務所の火鉢を新調しました。とは言っても、家にある、今は使われていない餅つきの臼です。その臼は、私が小学生の頃までは餅つきに使っていました。その後20年以上も蔵に眠ったままで、内側が傷んでボロボロになっていました。 一度、反りガンナを買ってきて、削って修復しようとしたのですが、とても硬くて断念しました。ケヤキなどとは違った目の、緻密なとても硬い木です。とても一人では持てなくて、運ぶときは倒したり斜めにしたりして、転がしていました。 その臼は、内側の径が50cmあまりでした。そのまま灰を入れては臼がかわいそうなので、ステンレスのボウルを中に入れることにしました。これが探してみたら、一番多きいサイズがちょうど50cmで、はめてみたらぴったりサイズ。そして中には、薪ストーブを使った人からいただいた灰を、網で通して入れました。 完成したのが半年以上前のゴールデンウィーク。なんと待ち遠しかったことか。夏場は強化ガラスを上において、テーブルとして使っていました。そろそろ寒くなってきた10月、そのままではテーブルとして使えなくなるので、火鉢の部分を刳り貫いた、片足のテーブルを作って臼の火鉢にはめました。これで、テーブル火鉢の完成です。 事務所にいる時間が多い日は、この火鉢に炭火を熾しています。ついでに鉄瓶も調達して、火鉢にかけてお湯を沸かしています。本当は、スルメでも炙りながらお酒を飲みたいところですが、そうもいきません。時間がとれる休みの日にでも一度やってみたいと、楽しみにしています。 |
その257 日向ぼっこ 12月4日 今日はきれいな青空で、お日様がしっかり活躍してくれました。こんな日は、外にいても寒さを感じません。日向ぼっこ気分です。現場に向かう足取りも、軽いと言うものです。 事務所では、日中暖房をつけなくても大丈夫でした。南側の窓からは低くなった太陽の光が直接入ってきて、まぶしくてブラインド無しではいられないほどでした。朝は一時ストーブをつけましたが、後は天然のソーラーシステムよろしく、窓の光で暖かくなっていきました。 今年11月頃から、事務所のまわりになぜか毛虫が増えだしました。全身黒い毛に覆われた、いかにも毛虫ってヤツです。それが、天気がいいとモソモソ這い出してきて、事務所の入口のコンクリートの式台の上で、それこそ日向ぼっこをしているようです。わずか0.5帖ほどのスペースに5.6匹の毛虫が、時々モソモソと動いたりしながらたむろしています。 そう言えば秋も寒くなってくる頃、トンボが日当たりのいい南側の外壁にいっぱいとまっているのを、よく見かけます。人にも虫にも太陽の暖かさは大事なんだなぁ、と思う今日この頃です。・・・木とはあまり関係ない話でした。 |