米澤織物歴史資料館

  米沢織は米沢藩十代藩主上杉鷹山公が、藩財政建て直しのために殖産振興として、武士の婦女子に手内職として織物を修得・開発したのがはじまりです。
  先進地だった新潟県の小千谷から技術者をまねき、『青苧』(あおそ)の縮み役場を寺町蔵屋敷内に設けて指導にあたらせました。 その後、養蚕の発展とともに絹織物へと転換していきました。
  その歴史的文化財を、わかりやすく、展示し説明いたしております。また、資料館には、手織りの体験コーナーが設置されています。(要予約)米沢織の時代の移り変わりを知る事ができて楽しめる展示館です。

米澤織物歴史資料館の様子

● 開館/午前9時〜閉館/午後5時 ●
● 入場料/大人300円・小人200円・団体割引あり ●

【お問合せ】
株式会社  織 陣
山形県米沢市門東町一丁目1−87
TEL 0238(22)1325
FAX 0238(22)4325
E-mail yoneori@m3.dewa.or.jp

◆ 展示品の一部 ◆

展示品『いざり機』

いざり機

手機の一種で我国で古くから存在する中国・韓国系に属し、地機・下機・神代機などとも呼ばれ、五体を使って織るのが特徴である。

よこ巻き      展示品『よこ巻き』    座繰り     展示品『座繰り』

◆ 米沢織ができるまで ◆

イラストハガキ1

養蚕と苧麻栽培

  江戸時代米沢では、織物の原料の苧麻(ちょま)をおおくさいばいした。苧麻は”からむし”ともいわれる多年草で二米ぐらいになると刈り取って皮をはいだ。養蚕は江戸時代の後期、上杉鷹山公の奨励によって盛んになり、室内で竹のわらだに蚕を飼い、糸をはきだすようになるとまぶしを置き、それにまゆをつくらせた。

イラストハガキ2

糸より

  青苧をさいて細い糸にし、ほかの青苧と合わせて一本の長い糸にした。そのとき、口からだ液を出し、指先を使ってそろえた。糸はずんぐりといわれるおもりに結んで廻してよりをかけた。

 

イラストハガキ3

の  べ

  織にかかる前に織機にたて糸(経糸)をそろえることをのべという。平面の手のべ台には管の先に糸をつけて行うこともあった。また立体ののべ台もあった。たて糸は1200本以上であるから大変な仕事である。

イラストハガキ4

はたおり

  はたおりは、たて糸(経糸)によこ糸(緯糸)を交わすものであるが、よこ糸はひの中に入れた、絵の織機は高機(たかばた)といわれるもので、織子の右に持っているのがひで、足でたて糸とたて糸の間をあけてひを通すと、左手のおさでたたいてしめた。

  江戸時代織物の原料となる糸づくり、糸染め、そしてはたおりまでのすべてを、イラストにてご紹介しております。
  また、来館の思い出となるよう、これらのイラストのハガキ(8枚組¥300)を販売しております。

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