やよいのころ

 

 

 

横山小学校長  友 染 和 子

 

何年かぶりの大雪に、校長室前にも屋根から落ちた雪がうず高く積もり、やよい3月とは言えまだ春は遠く、夕日に赤く染まる様を見ては「横小アルプス」と呼んで楽しんでおります。

今年度も卒業式まで残りわずかの日数となってしまいましたが、学校では今年度の反省に立ち、次年度の教育活動のための計画や組織作りに取り組んでいるところです。その一つに通学班編成があります。今年度の卒業生は19名、次年度の1年生は14名(男子10名、女子4名)で全校児童65名となり5名すくなくなってしまいます。また、かく地区ごとの人数にも片寄りがみられ、特に「上の原地区」では56年生が0人となり新入生が6名の予定です。安全性の面でいろいろと心配されますので、下宿の新6年生となる小内久史君と奥山千陽君に、1年間手伝ってもらう事にお願いしたところです。二人にとっては通学路が少し遠回りになってしまいますが、二人とも快く引き受けてくれたのでとても助かりました。また、PTA の専門部所属もほぼ決定し次年度の活動もスムーズに出来るものと、本年度の活動への感謝と共にうれしく思っております。

児童の方は学習の追い込みに頑張っております。ちょっと1年生の教室をのぞいてみましょう。1年間のまとめの学習プリントに挑戦しています。鉛筆の走る音だけが聞こえる中、時折「ぶつぶつ」何かをつぶやくような声も聞こえてきますが、これは問題を真剣に読み取っている声です。自分の学習に真剣に立ち向かう姿に、1年間の小学校生活体験がいかに意味深いものであるかを改めて感じさせられたところです。

18日は6年生19名の卒業式です。式の後半は6年生からバトンタッチした5年生が中心となり進めていきます。そのための実行委員長、伊藤 航君と副委員長、高橋友夏さんが中心となり準備を進めているところです。きっと1年間お世話になった事への感謝の気持ちが互い触れ合える式になるものと、今から楽しみにしております。