横山小学校 校長 友 染 和 子
今日、11月22日は「小雪」こよみの上では冬ですね。でも、学校のシンボル的銀杏の木は、
青空のもとに色鮮やかな黄葉を楽しませてくれています。
子どもたちの学校生活のカレンダーでは、今はまさに「読書の秋」です。先日尾花沢の鈴木書
店さんの鈴木真理子先生においでいただき、1年生から3年生までを対象に「読み聞かせの会」を
行いました。鈴木先生のほんわかした語り口調と、絵本の持つ意味深いストーリー性に、子ども
たちは目をきらきらさせて聞き入っていました。やっぱり、肉声の持つ声の表情や、読み手の息
づかい等がいかに子ども達を引きつけるかを再確認したところです。
子どもの頃、布団の中で聞かせてもらった
「とんと昔」や、また、卒業を間際にひか
えた6年生の3学期、担任であったT 先生
は毎日本を読んでくれたことなど、素朴な中
にあって、ずっと生き続けている本物を懐か
しく思い出してるところです。
先日ラジオから流れてきた話題によると、今、
大人に「絵本」がブームになりつつあるようです。
絵本は子どものものと決めるのではなく、絵本
の持つ人生への示唆や、単純化されているが真意
が伝わってくる絵に、魅力やいやしが感じられる
からではないでしょうか。
私も校長室で、低学年の子どもたちが大きな声で読んでくれる国語の教材に改めて聞き入っています。
○ 2年生の国語教材「お手紙」。
ガマ君とカエル君の互いを思いやる心が伝わり、いいですね。
○ 1年生の国語教材「ぼくんちのゴリ」。
愛犬ゴリを、まるで自分の兄弟を紹介するような愛情たっぷりの文章表現。
時にはお子様の国語教材を、子どもの頃に戻って読んでみるのもいかがでしょうか。
11月24日には、鈴木真理子先生による高学年対象の「読み聞かせ会」を行いました。
また、同日、畑中由紀子さんと石川恵子さんの協力を得まして、低学年対象の「お母さんからの読み聞かせ会」
も行ったところです。 ( 11月22日 記)