さわやかにスタート
春の芽吹きと共に、ものみな躍動感にあふれる季節となりました。
田んぼの中の一本道の通学路。遠くの方から子ども達が等間隔で一列に並び、
こちらに歩いてくるのが見えます。赤や黄色の私服の色が、なんだか小さな花が
咲いたように思えて楽しくなってきます。そんな小学生のわきを白いヘルメットの
中学1年生が思いっきり自転車をこぎながら、すれちがいぎわににっこり元気よく
挨拶してくれるのがとてもさわやかです。
本校でも去る4月6日に11名のかわいらしい新入生を迎え、総児童数68名で
スタートしました。本年度の学校経営にあたり今日的教育の方向性と本校の課題
とを踏まえ経営の骨組みを下記のように考えました。
教育目標
1、命の大切さがわかり、友達と仲良くできる子供 (畏敬の念、自他への敬愛)
@ 自分と友達の良い点や違いがわかり、互いの個性を認め合える。
A 自己主張と協調性とのバランスをとりながら、仲良く活動できる。
B 動植物の飼育栽培を通して、命を見つめられる。
2、学ぶことを喜びとし、学び続けられる子供 (自己教育力)
@ 目標や課題に向かい、自分のペースで学習し続けられる。
A 自分の考えをもち、話しことばや文章により伝え合う事ができる。
B 学習時の努力、忍耐、苦しみや緊張感を通し、達成感や満足感を味わい
次への意欲が持てる。
3、健康な体と素直な心で、心身共に健やかな子供 (健全な体、自己責任力)
@ 進んで体力作りに取り組める。
A 規則的な日常生活が出来る。
B 自己の食生活に対し問題意識をもち、改善しようとする。
C 厳しさや痛みから逃げずに、正直で素直になれる。
経営上の力点
1、安全指導を重視していく
特に年間通して下校指導を密にし、また、現実に即し創意工夫ある避難訓練の
実施や、施設設備の安全管理の徹底を図ります。
2、校内文化を高め、心の豊かさと主体性を育てていく。
・特に言葉づかいの指導として、その時の状況や相手の立場を考えながら
まとまりある話し方が出来るよう声がけしていきます。
・校舎内外の美化につとめ、伸びやかな歌声や心に響く音楽あふれる環境を
創っていきます。
・けじめとをもち落ち着いて行動出来るよう、生活規律の指導に力を
入れます。
3、基礎・基本の定着を図り学習力を高める
・特に国語科の指導を見直し、指導改善のための研修に努力します。
・授業の研究は、「毎日の授業の中で」
4、複式学級の良さが生きるように指導します
・自分の学習すべき事柄に、自分の力だけでしっかり取り組める、自学
自習力を育てる。
・共に喜び合える活動を多く体験させて、兄弟姉妹のような交わりと
協力的態度を育てる。
・3年生は2年生を意識しながら、また、2年生は3年生にあこがれを
もちながら、刺激しあい高まり合える学級にしていく。
・1部教科担任制を取り入れ、学力の定着を図る。
5、健康な体で出来るだけ休まない子供に。
・食生活や休日の過ごし方について、保護者の皆さんと共により良き方向を
探っていく。
6、保護者及び地域の方々の願いを大切に。