子供が輝くとき    

                            横山小学校長  友 染 和 子

                            

薄紫や白い可憐な花をいっぱいに付け、しなやかに枝をたれている萩の姿に秋が感じられる季節となりました。

数週間前まで運動会に燃えていた子供たちも、今は勉学の秋にふさわしく落ち着いて勉強に励んでおります。

ある日の全校朝会で、入学して半年になろうとする1年生に、どんな勉強が楽しいかをたずねたところ、

国語の勉強が楽しいと答えてくれた子供が多数おりました。母国語でありいろんな教科の学習とも深く関

わる国語科に興味を持って学習しているんだなと思わされたところです。もちろん算数や体育など他の教科も

あげてくれました。

また一方、高学年の子供たちには、小・中合わせて9年間、義務教育として学校で勉強するのはなぜなのかを

たずねてみました。返ってきた答えは、「将来のために勉強するのです。」          と、なかなかの

答えです。高学年ぐらいになるとわかっているなと思いながら次の点を話をしたところです。      

       人には得意な分野と苦手な分野とがあり、顔がみんな違っているように

それも少しずつ違っていること           

       苦手なことはそのままにしないで、先生や友達の力を借りて少しづつ

自分の力にしていく努力が大切。

すべての子供たちにとって、学習内容が確実に自分のものになるように、日々の指導の中で導くことが私たちの

最大の任務です。しかし、十分そのことに答えているのだろうか。このことを踏まえて次のように新たな指導に

取り組む事にしました。

角丸四角形: ☆	自分のペースで算数の学習ができるように、水曜日と木曜日の朝自習の時間と、「総合的な学習」に月1回ずつ「はげみ学習」とし、算数科の習熟度別学習指導をします。ねらいは次の2点です。
(1)	学習内容によりステップ化された多くの問題用紙の中から、自分でチャレンジできる問題を選び、合格できたら次のステップへとどんどん進む事により、自己学習力を高めます。
(2)	「68名を全担任で指導する」の視点から、算数科があまり得意でない子供たちには、担任の枠を超えたいろんな先生とのマンツーマン指導により、つまずきを取り除き、苦手意識からの脱却を図っていきます。  
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


自分の勉強にどんどんチャレンジしている時も、「そうか、わかった。できたよ。」と,つまづきから解放された時も

子供たちの顔は輝きます。  たくさんのそんな顔に出会いたい。