角丸四角形: どっしり実って

 

 

 


横山小学校長

友 染 和 

 

(12月8日 雪の日の子供の情景より)

空から白いものが舞い降り、初冬の薄暗さを跳ね除けるか

のように、教室の中にも冬の明るさが戻ってきました。

中間休み、校舎の静けさを打ち破りにぎやかな子供たちの

声が響いてきました。その声は真っ白に染められたグランドへと。

やがて、声はだんだんと膨らみたくさんの子供が入り混じって

雪合戦や、雪上鬼ごっこ雪だるまつくりにと興じています。

色とりどりの防寒具を着て楽しそうに動き回る子供たちの

様子は、見ていて本当にいいものです。

 

 

2学期、80日間の授業日数。子供たちはそれぞれに大きく成長しました。         

 

1年生  話をしっかり聞いたり、自分の考えを上手に話したりする力が伸びてきました。

今は、くり上がりやくり下がりのある計算学習に励んでいます。毎日の生活の中で仲良しに

なったり、時には喧嘩をしたりしながら互いを思い合う心が育ってきました。

 

2年生  友達が1人ふえ毎日を力いっぱい過ごしています。現在、九九の勉強を頑張っており、

全部正しく言えて合格できたら冬休みに入れる約束になっており、合格シールをもらうことに

一喜一憂しながら励んでおります。

 

3年生  2年生に力を貸してあげたりいろいろ面倒を見てくれたりして、お兄さん、お姉さん

ぶりを発揮してくれました。学習にも落ち着いて取り組み、表情も中学年としての自信が感じ

られるようになりました。

 

4年生  運動会や学芸会では5・6年生と一緒になって活動し、協力し合って一つの事を成し

遂げる喜びを知りました。11月、社会科学習の時間に、田沢の大堤から富並に向かい伊蔵堰沿いを

7kmも歩き通し、米作りに対する先人の思いと知恵と努力に触れることができました。

5年生  委員会活動はじめ、登校班長やその他の活動を通し、自分に責任を持って活動することの

難しさと大切さとを知り、6年生を手本にしながら上級生とはいかにあるべきかを学びました。

また、頑張れば頑張っただけのことがあるものと、手ごたえを感じながら自学自習力を高めています。

 

6年生  下級生をよく面倒見てくれるのですごく慕われています。また、先生に頼るのではなく、

自分たちで考え、実行していく児童会活動に努力してくれました。夏休み明けから、旧校舎の一室にて

蚕を育て、土、日曜日はホームステイさせながら面倒を見てくれました。その繭で作ったコサージュを

胸に巣立つ日もそう遠くなくなりました。 

 

 

挨拶でつくろう心の輪去る1130日に横山地区公民館事業の一貫

として「子供の健全育成についていて語り合

う会」が来迎寺公民館で行われました。

各地区の館長さんはじめ育成会会長さんや、

PTA の役員の方々と校長、教頭とで、健全

育成のために大人は何ができるのかを話し合ったところです。いろんな意見が述べられましたが、

「まずは横山地区の老若男女、気持ちよい挨拶の交わされる地区を目指そうではないか」との結論に

落ち着いたところです。

雲形吹き出し:  
休み中の学習時間は、親子での話し合いにより決めて下さい。
必ずしも、お隣さんと同じでなくともいいのです。
無理せずに、実行できそうな時間を考えてみて下さい。

本校の児童会でも、代表委員会で話し合い、自分たちでできるところから取り組んでいくことにしました。