1.強力な殺菌・抗菌効果を持つヒノキ成分「ヒノキチオール」 |
ヒノキの主成分である「ヒノキチオール」は、微生物やカビに対し強力な殺菌・抗菌効果を有しています。その効果は絶大で、抗生物質の無い時代には結核の治療に用いられた程です。現在でも、副作用の無さ、安定性の高さから病院や農業でも利用されています。 |
2.MRSA(院内感染菌)の殺菌 |
抗生物質の効かないMRSAに対するヒノキチオールの効果の試験研究が、全国46の病院の協力を得て、1340ケ所MRSA検出ポイントを設定して行われました。その結果、ヒノキチオール剤を床に塗る事により部屋全体の菌が減少することが判明。ヒノキチオールの効果が統計学的にも立証されました。
また、O−157に対しても有効であることが実証されています。 |
3.アトピー性皮膚炎に効果 |
ヒノキチオールの殺菌・抗菌効果がアトピーなどの皮膚炎にも効果があることが認められています。例えば、アトピー患者用にヒノキチオール配合石鹸やヒノキチオール配合シャンプー等が発売されています。 |
4.育毛・発毛効果 |
殺菌作用に加え、消炎作用及び細胞活性化作用を有しているヒノキチオールには、頭皮のかゆみの抑制効果、育毛・発毛効果があり、円形脱毛にも効果があると言われています。この効果は、市販の育毛・発毛剤にも活かされ、例えば、「カロヤンアポジカ」や薬用育毛剤「ラドカム」にヒノキチオ−ルが配合されています。 |
5.水虫予防・防臭効果 |
ヒノキチオールには、水虫の原因菌である白癬菌の増殖を防ぎ、肌の角質を潤い守る効果があります。また、いやな臭いの元となるカビや病原菌の増殖を抑えるので、足の臭いなどの防臭効果にも優れています。 |
6.防ダニ効果 |
カーペットやふとん等に多く潜んでいるダニは、気管支ぜんそくや、皮膚疾患の原因となっているといわれています。ヒノキにはこのダニの繁殖を抑制する働きがあるといわれています。 |
7.ヒノキチオールのその他の効能 |
・メラニン抑制効果 |
・口臭防止効果 |
・紫外線吸収効果 |
・皮膚細菌への殺菌制菌効果 |
・湿疹、あかぎれ、肌荒れ、あせも、しもやけ、荒れ性にも効果 |
ヒノキ豆知識1
|
ヒノキ豆知識2
|
世界文化遺産に指定されている奈良の法隆寺は、建立から1300年以上たった今も、虫やアリなどに侵された様子がありません。
この丈夫さの秘密は、ヒノキ材の抗菌性と害虫に対する忌避効果にありました。 |
ヒノキエキスは、50年育ったヒノキ1本で約10リットル弱程度しか採取できない貴重な植物素材です。
生産量の少なさゆえ、皮膚炎・かゆみ性疾患などのスキンケア素材としては一部でしか利用されていません。 |
|