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長井ニュース2001年10月 バックナンバー
市政功労者・津久井長治さんの遺作展を開催 市政功労者・津久井長治さんの遺作展が平成13年9月11日から16日までの6日間、市民文化会館で開催されました。故・津久井長治さんは中央画壇で風景画、静物画の油彩画家として活躍されていましたが、平成12年11月に惜しくも他界されました。戦友との交流を通し長井市を度々訪れていたことが縁となり、昨年、遺言にもとづき90点の作品を長井市に寄贈いただきました。今回はその中の約40点を展示したものです。
平成13年9月11日の開会式であいさつに立った奥様の福子さんは、「皆さんに良くしていただいて、長井市は第二のふるさとのようです。」と話していました。
商店街の活性化に願いを込め黒獅子 勇壮に舞う黒獅子が、大町通り商店街のシャッターに描かれています。大町通り商店街事業協同組合の役員らが商店街の活性化につなげようと、獅子彫り師の渋谷正斗さんと協力して作成したものです。作業は始めにサビ止めなどを行った後、渋谷さんが下絵を描き、役員がペンキを塗りました。
同組合理事長の四釜幸吉さんは「地区の人やお客さんにも好評です。これが商店街の励みになっていけば良いと思っています。これから2作目を仕上げ、3作目に取り掛かるところです」と商店街の活性化に意欲を燃やしていました。
交通安全を呼び掛けて元気にパレード 秋の交通安全県民運動初日の平成13年9月21日、市内の幼稚園や保育所、児童センターに通う子どもたち約330人が交通安全パレードを行いました。子どもたちは長井駅を出発し目抜き通りを元気に行進。途中で小旗を使ったお遊戯を披露しました。市役所南駐車場に到着すると、豊田児童センターの児童が「交通安全ちかいのことば」を元気に宣誓し、交通安全を呼び掛けました。
伝説の米「さわのはな」原々種刈り取り 「さわのはな」の原々種となるもみの刈り取り作業が平成13年9月18日、時庭の田んぼで行われました。これは「さわのはな」を後世に伝えるために、種の特徴をしっかり受け継いだものを選抜するものです。
遠藤孝太郎さんと横沢芳一さんは、農業コンサルタント鈴木多賀さんの指導で10系統の「さわのはな」から品種の特性を良く伝えている3系統を選んで刈り取りました。遠藤さんらは「今年は穂のそろい具合も良く、どこをとっても大丈夫」と、じっくりと生育具合を見ながら選抜していました。
長井白鷹建設組合がボランティア 長井白鷹建設組合の組合員約30人が平成13年9月8日、文教の杜の板塀修理ボランティアを行いました。同組合では、一人暮らしの高齢者宅や老人ホームの修繕作業など、毎年ボランティア活動を行っています。
組合員は午前と午後に分かれ、文教の杜北側にある板塀約14メートルの建て替えと修理を行いました。組合長の菊地栄さんは「前日から足場を組むなど、万全に準備をしたので順調に作業が進みました」と板塀の出来具合に満足していました。
縄文土器から十王焼までを一堂展示 古代の丘資料館の企画展「土器・陶器・磁器―縄文土器から十王焼まで―」が平成13年9月12日から始まりました。企画展では縄文土器や十王焼のルーツを探ろうと、置賜地域で発掘された縄文時代や弥生時代の土器、幕末から昭和の十王焼など約110点が展示されています。見学に訪れた細川哲夫さんは「めずらしい土器や焼物などがたくさん集められており、驚きました」と感心して見入っていました。
蔵の良さを再発見「蔵のけしき展」 蔵のもつ丈夫な構造の秘密や美しさ、蔵のある景観を見直してみようと「蔵のけしき展」が開催されています。文教の杜丸大扇屋には、生活に密着した蔵や蔵の四季を撮影した写真、中心市街地の蔵マップなど約28点が展示されています。北中学校3年の佐々木明日香さんは「長井にはたくさんの蔵があることが分かりました。いろんな蔵を回って絵を書いてみたいです」と感想を語ってくれました。