ネタ切れするまで続く
木曜日は木の話
トップに戻る
2008年3月

その227  4号建物の特例          3月27日
 
世間では、ガソリンの暫定税率がの行き先が注目されています。一時的にでも下がるのか、廃止になるのか、一般財源化になるのか、・・・。いずれにしても、特殊法人などでの無駄遣いは無くしてほしいものです。
税金ではありませんが、昨年6月の改正法施行以来4号建物(小規模の木造住宅等)の特例措置がとられていいるのは、ご存知の人も多いと思います。内容は確認申請の審査の段階での、構造(強度)関係の審査を省略できると言うもので、それによって添付図面なども省略された形で確認申請ができています。
この特例は、今年の12月で廃止になる事になっていました。それが、どうも伸びそうな気配です。廃止になると構造に関係する図面の添付とその審査が加わるので、申請の準備にかかる時間やおりるまでの期間も長くなることが予想されます。その影響を懸念してのことだと思いますが、国土交通省ではもう少し内容を周知徹底させた上で、特例の廃止時期を改めて検討する方針のようです。
でも、図面の添付や審査が省略されていると言っても法に合致しなくてもいい訳ではないし、現場での監理も義務付けられているわけなので、現実的には今でも特例廃止後と同じ仕事量になっているわけです。ただ、それを審査・検査する側の準備が整っていないのかと言う見方もできるかもしれません。
話は別ですが、ガソリンの暫定税率と一緒に自動車取得税の税率が2%?だったか下がるはずです。妻の車は10年以上乗っていて、もうボロボロ。今、カタログをもらって検討中のところでした。このスキに買うことができると、何万円か得することができるかも知れない、などと良からぬことを考えています。



その226  イタヤカエデ          3月13日
 
秋でもないのに、今日はカエデの話です。
先週に家の山に行った話をしました。冬の山に行きたかった理由の一つに、メープルシロップがあります。意識してメープルシロップを口にしたことはありませんが、ホットケーキにつけるのが常道でしょうか。
メープルシロップというとカナダからの輸入品というイメージで、カエデの樹液から作るという事ぐらいは知っています。砂糖カエデとか言うことを聞いたことがあるので、シロップを採ることができる専用のカエデがあるものだと思っていました。が、どうもこの辺にも普通に生えているイタヤカエデの樹液でもメープルシロップができるらしいのです。
家の山にもイタヤカエデがあります。大きい木は少ないのですが、少しぐらいは樹液を採っても大丈夫だろうと思っていました。樹液を採るのは春先の雪融けの頃、このあたりで言うとたぶん3月のはじめぐらいでしょう。とりあえず、この間は下見のつもりで山に行ってみました。山に登れてもし樹液を採取できそうだったら、改めて準備をして出かけるつもりでした。
先週お話したように、無事に山には登ることが出来ました。ところが何と、笑い話のようですが、今カエデの木を含めて広葉樹は葉っぱを一枚もつけていません。決して木に詳しいとは言えない私には、葉っぱの無い木を見てどれがカエデか判断が付きません。情けない。
という事で、雪があっても山に行けることは分かったので、樹液の採取は来年に持ち越しです。今度は秋のうちに印をつけておいて、目星をつけておきたいと思います。来年こそ、自家製メープルシロップに挑戦したいと思っています。



その225  冬の山          3月6日 
 
思いのほか大雪になったこの冬、雪があるうちに山に行ってみたいと思っていましたが、2月は都合がつかなくていけませんでした。3月2日の日曜日、妻も用事があるらしく朝から出かけるようで、私は晴れて無罪放免の身となって時間が出来ました。
ちょうど天気も良かったので、絶好の山日和となりました。スキー場以外は雪がある山になど行ったことがありません。スノーシュウなどと言うしゃれた物もないので、家にあるカンジキを持って山に向かいました。林道のほうに向かう田んぼ道は除雪されていなくて、スーパー農道の脇に車を置いてカンジキを履いて、いざ出発です。
雪が積もりっぱなしな訳で、かろうじて道の影が残る雪の上をカンジキで歩いていくのは大変でした。車では5分ほどの林道を20分以上かけて歩いて、山の入口まで来たときにはもう汗びっしょりでした。
雪は2mぐらいは積もっていました。いつもは簡単に越えていく巾2mぐらいの沢も、雪の崖ができていていました。雪を崩して川に入って、また反対側の雪を崩して登るのにまた20分ほどかかりました。それでも、山を尾根伝いに登るときは、雪にカンジキのグリップがちょうど良くて、夏に登るときよりも楽でした。
背の高い広葉樹には葉っぱが一枚もなく、見通しがよくなっていました。こうなるとナラ枯れのミズナラがますます目立って、少し寂しい風景に見えました。それと同時に、夏には葉っぱなどの影で見えなかった太いツルもアチコチに見つけられて、出来る限り切りながら登りました。
あまり時間が無かったので、いつもの北側の斜面には入ってきませんでしたが、見たところ杉の木は何ともなさそうでした。斜面に斜めにたっている雑木が、少し高いところから折れているのが見えました。やはり雪のせいでしょうか。
特に変わった事はなかったのですが、目だったのは小動物の足跡です。形からするとウサギのものが一番多いと思うのですが、大きさも形もさまざまでした。その日に付いたと思われる新しい足跡もいっぱいありました。時間があれば、じっとして待っているとその辺から出てきそうな感じでした。この次はおにぎりを持って、ゆっくりと行きたいと思います。