今田さゆりさんの場合


ボランティア日記

香味庵クラブ開催5日間のうち
中3日間、ひたすら皿を洗い、「何か食べ物が
ありませんか」という声におびえつつ過ごした私

多分半年分の皿は洗ったと思う。
何故って夫と2人暮らしで、しかも
全自動皿洗い機を10年前からつかっている私・・・
もしかしたら1年分の皿を洗ったかもしれない。
初めてボランティアに応募した。
市報をみてFAXしたら、香味庵の近くということで担当となった。
説明も何もなく、来たら分かるというはなはだアバウトな
担当者の言に一抹の不安を覚えたが、そのアバウトさがすべてを
語っていたとは・・・・

PM10時と12時に分けて料理を出してくれといわれ、
大皿5種類の説明を受ける。
10時に既に入り口で待っている人がいる。
10時と同時にドンドン人が入る。
10時30分に既に空の大皿が下げられてくる。
11時前にすべての皿は空になる。
何かありませんか、もう空です、というお運び係
から悲鳴のような声が・・・

やむなく11時に12時の分を出す。
あっという間に空の皿が下げられてくる。

用意してあったうどんを大鍋で出す。
これもすぐなくなる。
歩いて2分の家に戻り、乾麺とそばつゆ、ネギ、あぶらげをもって走る。
急いで蕎麦を茹でて出す。
1日目の倍くらい入ったらしい。
そして、2日目、3日目と売り上げは日々上がってくる。
用意されている料理の量は同じだ。
1日目に懲りて2日目から自腹でスナック菓子を用意する。
それでも足りなくて、みんなが差し入れに持ってきた
スタッフ用のカキ、お菓子、梅干し全て出す。

怒涛の3日間であった。
いや−面白かった。
スタッフ同士、ほとんど戦友状態になってしまった。

「今田さんておにぎりも握られないと聞いてた」と終了後に
ボランティア仲間にいわれたが、(いったい誰がいったんだ!怒)
2人の子供を母乳で育てた母親が
おにぎりも握られないわけないでしょ!プンプン

そんな訳で、2年後又、香味庵でお会いしましょう。



今田さゆり